プレゼント&レターをスマホから
先日、出産したばかりの幼なじみからLINEでメッセージと共にURLが送られてきました。なんだろう?とURLを開き、案内画面に従っていくと「出産祝いのお返しとして三佳の好きそうな品を3つ選んだよ!お気に入りの1つを選んでね!」とのメッセージと共に商品画像が並んでいました。さすがの幼なじみ、私の好みをしっかりと把握した3品のラインアップに思わず顔がほころび、ずっと欲しかった丸型ご飯鍋をチョイス。あとは私の住所を入力し、わくわくしながら待つだけ。その後届いた商品は伊勢丹の包装紙でラッピングされており、いかにもきちんとしたギフトという印象を受けました。
彼女いわく「できれば百貨店に行って選びたかったが、出産直後に出歩くのは難しかった」ため、スマホで簡単に手配ができ、三越伊勢丹が商品提供から包装までをきちんとしてくれるソーシャルギフトサービス「Anny now(アニーナウ)」を利用したとのこと。
2014年度国内ソーシャルギフト市場規模は82億円、前年度比82.2%と大幅に拡大しています(矢野経済研究所調べ)。新規参入する企業も相次ぎ、20年には1110億円まで拡大するとの予測も。「Anny now」を運営するトレンダーズ(6069・東マ)は今月12日に多様な利用シーンとユーザーのニーズに対応することを目的とし、「Anny now」の取り扱い商品ラインアップを新たに250点追加して800点へ拡充。今後、ソーシャルギフト市場の競争が激化していく中、「今すぐきちんと贈れる」を武器にどこまでマーケットシェアを伸ばしていくのか注目しています。
【編集記者Yのコメント】
トレンダーズは直近2期連続で減益。業績不振から、株価は12年10月の新規上場来、一貫して下落基調が続いています。今期も第1、第2四半期と減収・赤字状態。「Anny now」を含む新規事業の大成功など“起爆剤"が待たれます。
[本紙11月30日付14面]