最近頭を悩ませていることに「荷物の受け取り」があります。ネットショッピングをする機会が増え、必然的に荷物を受け取る機会も増えているのですが、指定時間内に受け取ることが難しく、最近ではコンビニ受け取りサービスを利用しています。

ありがたいサービスなのですが、疲弊した日やすっぴんで帰宅する時には、煌々と明るい店内に入ることや、店員さんとのやりとりすらおっくうで、コンビニ受け取りにしたことを激しく後悔します。だからと言ってせっかくの休日に、荷物を受け取るためだけに在宅するのは嫌――ということで、次回引っ越しをする際には宅配ボックスのあるマンションにしようと決めました。

そんな話を友人としていると、ヤマト運輸が6月ごろからJR東日本と連携して首都圏の駅を中心に、オープン型宅配ロッカー「PUDO(プドー)」を設置するらしいと教えてくれました。

商品購入時に配送場所を自宅やコンビニの代わりにPUDOと指定、受け取りはPUDOの画面にパスワードを入力して指で署名するだけ。ボックスはS・M・Lの3サイズが展開され、なんと、ヤマト運輸以外の宅配便事業者も利用できるとのこと。これはまさに私が欲していたサービス。大きなスーツケースなどは難しそうですが、書籍や化粧品などを購入した際にはぜひ利用したいと思いました。

PUDOについてヤマト運輸は2017年度中に1,000カ所、22年度までに5,000カ所への設置を目指すと発表。当面は荷物の受け取りのみですが、将来的には発送も行えるようにするとのことです。PUDOが物流の新しい姿の先例となり、近い将来、宅配ロッカーで送る・受け取るという選択肢が当たり前になるのか、注目しています。

【編集記者Yのコメント】
ヤマト運輸を擁するヤマトホールディングス(9064)の株価は昨年3月に付けた2,958円をピークに調整が続きます。昨年3月に廃止したメール便の影響で17年3月期は2期連続の営業減益を見込むなど業績面もさえません。30ドル割れ目前だった原油価格が50ドルを回復したことも重しになりそうです。



[本紙6月6日付1面]