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速報・市況速報・市況2019年2月15日

☆[概況/大引け] 米大統領の非常事態宣言意向で広範囲に下落

大引けの日経平均は20,900.63円の239.08円安、TOPIXは1,577.29ポイントの12.52ポイント安、東証1部の値上がり銘柄数は726、値下がり銘柄数は1,311。出来高は12億7,782万株、売買代金は2兆2,326億円。
トランプ米大統領がメキシコとの国境の壁を、議会の承認を経ずに大統領の権限で建設するための非常事態宣言を出すと表明した。強行することで与野党の対立激化が警戒され、リスクオフ姿勢から東証は広範囲に売られた。
指数寄与度の高いソフトバンクグループ(9984)ファーストリテイリング(9983)が下落し、金利低下で三菱UFJFG(8306)を始めとした銀行株も安い。
その他、住友鉱山(5713)などの非鉄株とエンジャパン(4849)電通(4324)が属するサービス株も軟調だった。
昭和電工(4004)は今期の営業利益見通しが、アナリスト予想に届かず失望された。
一方、スルガ銀行(8358)は、JPモルガンが預金流出の落ち着きを指摘し、投資判断を「Overweight」に引き上げたことで急騰した。
出光興産(5019)は業績予想を下方修正したが、悪材料出尽くしと受けとめられ上昇した。
CAC(4725)は発行済株式数の16.3%に当たる300万株を上限とした自社株買いを行うと発表したことが歓迎されストップ高となった。
業種別下落率上位は非鉄、サービス、機械、ガラス土石、食品で、上昇率上位は電力ガス、鉱業、水産農林、陸運、空運。

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