前引けの日経平均は21,297.67円の15.82円高、TOPIXは1,604.54ポイントの2.58ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,143、値下がり銘柄数は884。出来高は4億8,990万株、売買代金は8,588億円。
昨日の米国が祝日だった影響で、米国投資家からの注文が乏しい模様で、東京株式市場は薄商いで小動きだった。
堅調だったのは出光興産(5019)などの石油株と出遅れ株物色が向かった陸運株や電力ガス株だった。東急電鉄(9005)は岡三証券による投資判断引き上げに刺激を受けた。
ワタミ(7522)は業態転換による収益改善が評価され、3日続伸。
会計ソフトのPCA(9629)は業績上方修正で急騰し、生化学(4548)は変形性膝関節症治療剤の第3相臨床試験で良好な結果を得たと発表したため関心を集めた。
一方、ソフトバンクグループ(9984)は、アブダビ政府系ファンドの「ムバダラ」の新ファンドに半額出資で、不安が強まるとロイターから報じられたため、反落した。
安川電機(6506)が反落し、ルネサスエレクトロニクス(6723)が安い。
デサント(8114)は伊藤忠が和解案を提示したと報じられたため、TOB価格の上昇圧力が後退するという見方から売られた。
業種別上昇率上位は石油、鉱業、電力ガス、陸運、証券で、下落率上位はゴム、その他製品、繊維、金属、鉄鋼。