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銘柄・相場情報2025年3月1日

<テキストで学ぶ> 馬渕磨理子のJリートクラブ3-4

Jリートとは?

▶不動産の「用途」や「地域」は様々

Jリートの投資対象を詳しく見ていきましょう。

用途別の比率は、オフィスが37%、物流施設20%、住宅と商業施設がそれぞれ15%、ホテル9%、ヘルスケアが1.5%です。

地域別では、都心5区に絞ったものが約30%、5区を除いた東京23区が15%、東京23区を除いた関東が24%と、約70%が関東になります。「このあたりの土地の価格が上がっているな」と皆さんも感じていらっしゃるような地域に、Jリートの保有不動産も集中しています。

Jリートの投資対象は用途別に6種類にわけられます。

①オフィス
都心の大型オフィスビルや地方の都市部ビルなどです。オフィスのテナント(賃借人)は法人です。Jリートの中でも最も割合が大きく、歴史が古い“成熟したマーケット”であるため、賃料や稼働率などのデータがとても豊富です。そのため先行きが読みやすい、分析しやすいといった特徴があります。

②商業施設
都市型商業施設、郊外型のショッピングモールなどです。こちらもテナントは法人ですが、利用者が個人という違いがあります。皆さんが実際に行って肌身で感じることができる投資対象ですので、Jリートへの投資検討が楽しく感じられるかもしれません。

③住宅
賃貸マンション、学生寮、家具などが備わったサービスアパートメントなどがあります。テナントは主に個人です。

④物流施設
物品の保管とか仕分け、配送の拠点になるような施設です。高速道路インターチェンジのそばなど交通の要所に立地しています。テナントは法人で、物流事業者や通販事業者などになりますです。

⑤ホテル
リゾートホテルやシティーホテル、旅館などです。テナントは法人ですが、利用者は個人あるいはビジネスパーソンなど様々です。

⑥ヘルスケア施設
私もお世話になるかもしれないシニアリビングといわれる高齢者向け住居や、介護・看護を伴う老人ホーム、医療施設などです。テナントは法人で、利用者は個人・高齢者です。

ご自身の人生にマッチした用途を選ぶのも良いかもしれません。現役の方はお勤め先の周辺にあるオフィスビルに投資を行い、時にはホテルや商業施設にも目を向ける。将来的には自らも利用することを想定してヘルスケア施設に投資をする、といった付き合い方も、おもしろいかもしれません。

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