TOP  NSJアップデート  IPO  ☆新規上場紹介 三機サービス(6044) 4月24日、JASDAQ。24時間365日対応に特色
IPO2015年4月7日

☆新規上場紹介 三機サービス(6044) 4月24日、JASDAQ。24時間365日対応に特色

※→IPOカレンダー2015/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦/→IPO診断/→IPO社長会見

空調機器・電気・厨房・給排水衛生設備などの設備メンテナンス事業を手掛ける三機サービス(6044)が4月24日、JASDAQに新規上場する。

同社の沿革は、1976年10月に兵庫機工の機械事業部が、三洋空調システムサービス(現パナソニックES産機システム)と業務提携して開始した、大型空調機器据付・組立・試運転・保守管理の受託業務が発端。翌77年7月に現社名で会社設立し、その後も順調に業容拡大を続けてきた。

2000年9月、東京都江東区に、24時間365日対応のコールセンターを開設し、トータルメンテナンス事業の全国展開も開始。12年には中国・上海にも、24時間365日対応のコールセンターを開設している。

コールセンターでは常時、オペレーターが受け付けを行い、設備の故障・トラブル発生時に対応。約250人の自社サービスマンが協力パートナー、各メーカーとのネットワークを駆使して、3万店舗以上の顧客をカバーしている。

飲食業、小売業、イベント施設、医療・介護・福祉施設など幅広い業界をターゲットに、どんな設備も対象とする「トータルメンテナンス事業」を主力に、メーカー指定店としてパナソニックグループの製造・販売する大型空調機器(主に吸収式冷温水機)を中心としたメンテナンスを担う「空調機器メンテナンス事業」、および「その他事業」を手掛ける。その他事業では、上海における飲食店経営事業から昨年6月に撤退したため、現在はシステム開発事業のみとなっている。

主要取引先は、パナソニックのほか、プレナス、テイクアンドギヴ・ニーズ、アマダ、東京ガス、山陽特殊製鋼など。

なお、同社の収益構造としては、夏の冷房運転に備えて設備の修繕や入替工事が集中する3-6月に売上高が伸びる傾向が強い一方、固定費は恒常的に発生するため、5月期末に利益が偏りやすい季節性がある。(A)

概 要
事業内容空調機器・電気・厨房・給排水衛生設備などの設備メンテナンス事業
本社兵庫県姫路市野里109-17
代表者中島義兼
設立1977年7月
上場前資本金1億2,744万7,000円
発行済株式数(上場時)153万8,095株(上場時)
筆頭株主中島義兼(上場前 42.24%)
公募株式数250,000株
売出株式数250,000株(オーバアロットメント 75,000株)
初値2,112円(37.1%高)
公開価格1,540円(4/15)
ブックビル仮条件1,440~1,540円 (4/7)
ブックビル期間4月8日~4月14日
引受証券野村(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、SMBC日興、みずほ、高木、エイチ・エス、エース

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2013/55,419百万円149百万円134.72円-円
2014/55,481百万円289百万円128.39円-円
2015/5(予想)5,863百万円323百万円152.11円-円

[本紙4月8日付2面]

関連記事