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IPO2015年6月3日

☆新規上場紹介 エコノス(3136) 6月24日、札証アンビシャス。リユース事業が主体 ハードオフ、ブックオフのフランチャイジー展開

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エコノス(3136)が6月24日、札証アンビシャスに新規上場する。

沿革は1964年に北海道北見市において家電機器販売を目的として、エコノスの前身である「北見シグナス商事」として創業。その後、99年に中古品仕入販売のフランチャイジー(加盟店)に進出、2005年には北見シグナス商事を存続会社として、中古書籍仕入販売のフランチャイジーを営む「システム九六」と合併し、本社を札幌市に移転している。

事業内容は店舗でのリユース品の販売と買い取りを行う「リユース事業」と、カーボン・オフセット・プロバイダーとエコロジープロダクトの提供を行う「低炭素事業」の2つ。

リユース事業を行う店舗は北海道内に61店舗を展開しており、展開業態としては、ハードオフ・オフハウス・ホビーオフ・ガレージオフ(以上4業態はハードオフコーポレーションのフランチャイジー)と、ブックオフ(ブックオフコーポレーションのフランチャイジー)の計5業態。

5業態の店舗数と主な取り扱い商品は次の通り。

①ハードオフ(13店舗)―パソコン、オーディオ、楽器、カメラ、時計など
②オフハウス(15店舗)―ブランドバッグ、アクセサリー、家具、インテリア、白物家電、婦人服など
③ホビーオフ(15店舗)―トレーディングカード、フィギュア、食玩など
④ガレージオフ(1店舗)―カーオーディオ、カーパーツ、タイヤ、カー用品など
⑤ブックオフ(17店舗)―本、CD、DVD、ゲームソフトなど

低炭素事業としては、 ①カーボン・オフセット・プロバイダー事業―温室効果ガスの排出権の売買および排出量の削減のコンサルタントと調査、②エコロジープロダクト事業―エコロジー機器の販売やエコロジー商品などを政府発行ポイントとの交換提供を行う。

前8月期の業績については、リユース事業の売上高が32億9239万円(前期比4.8%増)と全体の83%を占めた。低炭素事業の売上高は6億6589万円(同8・4%減)にとどまった。カーボン・オフセット・プロバイダー事業は順調に伸びたものの、エコロジープロダクト事業は復興支援、住宅エコポイントのポイント発行申請期間が予定通りに終了したため、商品へのポイント交換が減少したため。

今期は前期に新設された複合店2カ所の売り上げが寄与する見通しで、売上高は7%増、経常利益は23%増の予定。無配継続。(S)

概 要
事業内容古物商、書籍およびこれらに関連する物品の販売、インターネットを利用した物品の販売など
本社札幌市白石区北郷四条 13-3-25
代表者長谷川勝也
設立1964年3月
上場前資本金1億6,625万6,000円
発行済株式数(上場時)75万7,830株(上場時)
筆頭株主長谷川勝也(上場前29.01%)
公募株式数100,000株
売出株式数60,000株(オーバアロットメント 24,000株)
初値1,320円(2.2倍)
公開価格600円(6/12)
ブックビル仮条件550~600円 (6/3)
ブックビル期間6月5日~6月11日
引受証券岡三(主幹事)、SBI、上光、SMBCフレンド、日本アジア、エース

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2013/83,874百万円136百万円41円-円
2014/83,965百万円91百万円48円-円
2015/8(予想)4,250百万円112百万円88円-円

[本紙6月4日付2面]

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