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IPO2015年7月27日

☆新規上場紹介 パルマ(3461) 8月11日、マザーズ。セルフストレージ(レンタル収納・トランクルーム)業界向けアウトソーシングサービス

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パルマ(3461・東マ)が8月11日にマザーズに新規上場する。

同社は親会社のディア・ライフ(3245・東マ)が形成する企業集団、ディア・ライフグループの一員でグループのアウトソーシングサービス事業を構成している。なお、ディア・ライフは不動産開発、売買。管理および人材派遣事業を行っている。

主な事業は、セルフストレージ(レンタル収納スペース・トランクルーム)業界向けのアウトソーシングサービス。業績は順調で前9月期は売上高4億7,273万円(前々期比32%増)、営業利益8,010万円(同38%増)、経常利益7,946万円(同39%増)。売上高は主に保証料、保証手数料、セルフストレージ用不動産売り上げ、システム使用料などで構成されており、セルフストレージ利用者数、仕入れ物件数、物件登録数などに応じて変動する。

具体的には、「ビジネスソリューションサービス」が現状の主力事業となっている。このほか、「ITソリューションサービス」「ターンキーソリューションサービス」なども、この先の事業として育成する方針だ。

ビジネスソリューションサービスの中心は、セルフストレージの滞納保証業務。セルフストレージ利用者は、セルフストレージ事業者との一時使用契約時に同社に保証金を支払うことで保証人の設定や敷金が不要になる。また、セルフストレージ事業者は同社が保証することで、使用料未回収リスクの低下と業務全体の効率化を図ることが可能になる。

具体的なサービス内容としては、①申し込み受付、②入金管理、③滞納督促のほか、④残置物撤去―利用者が不要な荷物を残したまま退室した場合に、撤去して原状回復するもの、⑤物件巡回―事業者との契約に基づいてセルフストレージ物件の敷地内に不審な放置物の有無について確認作業を行う。

なお、同業界においては引っ越しシーズンとなる2月から4月上旬に新規申し込みが多くなるという特徴がある。(S)

概 要
事業内容セルフストレージビジネスソリューションプロバイダー事業
本社東京都千代田区永田町2-4-11
代表者高野茂久
設立1969年12月
上場前資本金1億797万円
発行済株式数(上場時)128万8,600株(上場時)
筆頭株主高野茂久(上場前15.91%)
公募株式数235,000株
売出株式数150,000株(オーバアロットメント 50,000株)
初値2,032円(70.5%高)
公開価格1,350円(8/3)
ブックビル仮条件1,250~1,350円 (7/23)
ブックビル期間8月4日~8月7日
引受証券いちよし証券(主幹事)、SMBC日興、みずほ、SBI、野村、大和、岩井コスモ、エース、マネックス

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2013/9358百万円56百万円23円-円
2014/9472百万円79百万円38円-円
2015/9(予想)715百万円100百万円46円-円

[本紙7月28日付2面]

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