TOP  NSJアップデート  IPO  ☆新規上場紹介 アークン(3927) 12月18日、東証マザーズ。セキュリティー対策&業務管理ソリューション提供
IPO2015年11月26日

☆新規上場紹介 アークン(3927) 12月18日、東証マザーズ。セキュリティー対策&業務管理ソリューション提供

※→IPOカレンダー2015/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦/→IPO診断/→IPO社長会見

アークン(3927)が12月18日、東証マザーズに新規上場する。

2001年の創業時よりITセキュリティー対策に特化。国内でいち早くスパイウエア対策ソリューションの提供を開始したとの実績を持つ。

現在の提供製品およびサービスは大きく2つ。①マルウエア(悪意を持つソフトウエア)対策では「AhkunEX-AntiMalware」シリーズを、②顧客企業の業務管理機能については「Ahkun AutoDaily」を手掛ける。

「AhkunEX-AntiMalware」は、900万種類以上のウイルスを網羅し、適時更新される独自のデータベースを活用して、世界最高レベルの検知能力を誇る。加えて、セキュリティーが脆弱(ぜいじゃく)なフリーソフトなど、使用を控えるべきソフトウエアをあらかじめ特定し、排除するとの高い予防機能を持つ。

一方の「Ahkun AutoDaily」は、パソコンごとの作業内容を日報形式で集計、メールで専用サーバーに送信するソフトウエア。アプリケーションやUBSメモリの使用状況などまで監視できるほか、印刷物についても、だれが何をどれくらい印刷したのかまで把握できる。加えて印刷物に透かしを挿入すること、万一の情報漏えい時にも追跡調査が行える仕組みとした。

同社の製品・サービスはOA機器販売店やシステムインテグレーターを通じて主に中小企業向けに提供されており、前3月期はダイワボウ情報システム(ダイワボウ、3107)が売上高の3割を、No.1(千代田区)が1割を占める。No.1はOA機器販売業者でNTT東日本、NTT西日本向けの情報機器特約店でもある。NTT西日本向けについては、アークンのマルウエア対策製品が特約店向け販売推奨品に選定されている。

概 要
事業内容情報セキュリティー製品の開発・販売事業
本社東京都千代田区岩本町 1-10-5
代表者蛭間久季
設立2001年5月
上場前資本金8,000万円
発行済株式数(上場時)214万6,000株(上場時)
筆頭株主蛭間久季(上場前18.32%)
公募株式数300,000株
売出株式数200,000株(オーバアロットメント 75,000株)
初値4,925円(3.6倍、21日)
公開価格1,360円(12/10)
ブックビル仮条件1,230〜1,360円(12/2)
ブックビル期間12月3日~12月9日
引受証券SMBC日興(主幹事)、SBI、岡三、丸三、いちよし、SMBCフレンド、エース、岩井コスモ、むさし

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/3782百万円166百万円52.21円-円
2015/3991百万円170百万円64.83円-円
2016/3(予想)1,230百万円231百万円83.71円-円

[本紙11月27日付2面]

関連記事