※→IPOカレンダー2015/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦/→IPO診断/→IPO社長会見
ビジョン(9416)が12月21日、東証マザーズに新規上場する。
20年前に国際電話サービスの加入取り次ぎを目的に創業した同社。2001年に法人向けOA機器販売を手掛ける「情報通信サービス事業」を、10年より「グローバルWiFi事業」の元となる国内向けWi-Fiレンタルをスタートして、現在に至る。
Wi-Fiとは無線でインターネットに接続する規格のひとつ。同社が主力とする、海外渡航者向けサービスの「グローバルWiFi」は、200以上の国・地域で利用できる上に、国内携帯電話会社のデータ通信料を最大で9割近く下回るとの低料金が強み。ルーターは利用希望者向けに郵送するほか、成田や羽田など国内12の空港にカウンターを設置して直接対応も。加えて大手旅行者やクレジットカード会社など提携会社の利用者向けにもサービスを提供している。
近年はインバウンド(訪日観光客)向けにも注力して、今年3月には「NINJA WiFi」をリリース。韓国、台湾、シンガポール、ハワイから訪日する旅行客向けにWi-Fiルーターを貸し出すが、将来的には「世界から世界」と、年間12億人との巨大市場を視野に入れているようだ。
一方の「情報通信サービス事業」も順調だ。固定電話やインターネット接続の加入取り次ぎ、OA機器販売などを手掛け、それぞれ「電話加入権ドットコム」「コピー機ドットコム」など専門サイトを運営することで認知度・集客率の向上を図る。とりわけスタートアップ企業を中心に利用者数を安定的に獲得しており、例えば2014年には国内で8万6,000社が新たに誕生したが、同社の新規利用は1万7,000社と、約2割を占める計算に。
[本紙12月1日付2面]
ビジョン(9416)が12月21日、東証マザーズに新規上場する。
20年前に国際電話サービスの加入取り次ぎを目的に創業した同社。2001年に法人向けOA機器販売を手掛ける「情報通信サービス事業」を、10年より「グローバルWiFi事業」の元となる国内向けWi-Fiレンタルをスタートして、現在に至る。
Wi-Fiとは無線でインターネットに接続する規格のひとつ。同社が主力とする、海外渡航者向けサービスの「グローバルWiFi」は、200以上の国・地域で利用できる上に、国内携帯電話会社のデータ通信料を最大で9割近く下回るとの低料金が強み。ルーターは利用希望者向けに郵送するほか、成田や羽田など国内12の空港にカウンターを設置して直接対応も。加えて大手旅行者やクレジットカード会社など提携会社の利用者向けにもサービスを提供している。
近年はインバウンド(訪日観光客)向けにも注力して、今年3月には「NINJA WiFi」をリリース。韓国、台湾、シンガポール、ハワイから訪日する旅行客向けにWi-Fiルーターを貸し出すが、将来的には「世界から世界」と、年間12億人との巨大市場を視野に入れているようだ。
一方の「情報通信サービス事業」も順調だ。固定電話やインターネット接続の加入取り次ぎ、OA機器販売などを手掛け、それぞれ「電話加入権ドットコム」「コピー機ドットコム」など専門サイトを運営することで認知度・集客率の向上を図る。とりわけスタートアップ企業を中心に利用者数を安定的に獲得しており、例えば2014年には国内で8万6,000社が新たに誕生したが、同社の新規利用は1万7,000社と、約2割を占める計算に。
事業内容 | グローバルWifi事業および情報通信サービス事業 |
---|---|
本社 | 東京都新宿区西新宿 6-5-1 |
代表者 | 佐野健一 |
設立 | 2001年12月 |
上場前資本金 | 3億円 |
発行済株式数(上場時) | 777万4,500株(上場時) |
筆頭株主 | 佐野健一(上場前 44.92%) |
公募株式数 | 1,870,000株 |
売出株式数 | 425,000株(オーバアロットメント 344,200株) |
初値 | 2,213円(10.7%高) |
公開価格 | 2,000円(12/9) |
ブックビル仮条件 | 1,800~2,000円 (12/1) |
ブックビル期間 | 12月3日~12月8日 |
引受証券 | みずほ(主幹事)、SBI、SMBC日興、岡三、東海東京、マネックス、極東 |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2013/12 | 9,203百万円 | 29百万円 | 12.78円 | -円 |
2014/12 | 10,185百万円 | 324百万円 | 46.64円 | -円 |
2015/12(予想) | 12,319百万円 | 782百万円 | 97.31円 | -円 |
[本紙12月1日付2面]