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IPO2016年2月24日

☆新規上場紹介 アイドママーケティングコミュニケーション(9466) 流通小売業者向け販促支援会社

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アイドママーケティングコミュニケーション (9466)が3月18日、マザーズに新規上場する。

代表取締役の蛯谷貴氏が1977年に創業した新聞の折り込み広告制作会社が起源。現在は国内に16拠点、中国・大連にも拠点を置き、食品スーパーマーケットなど流通小売業者向け「統合型販促支援」を展開する。

具体的には、顧客企業が商品を消費者に販売するまでの経路全体を、リアルとネットの両面からカバーする販売促進サービスを手掛ける。同社では、POSデータや気象データなど各種ビッグデータの分析や市場調査に基づくマーケティング戦略の立案に始まり、チラシやPOPなど紙媒体の制作、あるいはコーポレートサイトやスマートフォンサイトの構築・運営など「成果物」の制作まで一気通貫して対応する。

一方で2015年秋に立ち上げた「お弁当食べたい!」といった取り組みも。手作りのお弁当やデパ地下のお弁当など「お弁当」写真を投稿して披露し合うiPhone専用アプリで、サービス開始わずか2週間で1,000件を超える写真投稿を獲得した。蓄積されたデータはもちろん、トレンド分析との観点から同社顧客に還元される、との仕組みになっている。

近年はコンビニやネット通販の台頭で小売業の競争は激化。そんな中で、同社の得意とする“視点の異なる”マーケティング戦略へのニーズが高まっているといい、会社側は「そのような傾向は当面継続する」としている。

今回の上場で得た資金は業務効率向上のための社内基幹システム導入、事業拡大のための採用費および人件費などに充てるという。ちなみに2015年3月期の売上高は65億円で、うち38億円を岐阜県に本拠を置く食品スーパーのバロー(9956)が占めるとの特徴もある。

概 要
事業内容流通小売業の統合型販売促進支援事業
本社富山県富山市豊田町1−3−31
代表者蛯谷貴
設立1979年4月
上場前資本金5,000万円
発行済株式数(上場時)676万株(上場時)
筆頭株主蛯谷貴(上場前 48.46%)
公募株式数700,000株
売出株式数900,000株(オーバアロットメント 240,000株)
初値1,230円(14.6%安)
公開価格1,440円(3/9)
ブックビル仮条件1,300〜1,440円(2/29)
ブックビル期間3月2日〜3月8日
引受証券みずほ(主幹事)、野村、SBI、岩井コスモ、SMBC日興、SMBCフレンド、マネックス


業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/35,790百万円506百万円44.45円17円
2015/36,574百万円483百万円38.89円ー円
2016/3(予想)7,118百万円724百万円79.99円ー円

[本紙2月25日付2面]

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