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IPO2016年2月24日

☆新規上場紹介 グローバルグループ(6189) 保育所運営、子育て支援会社

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グローバルグループ(6189)が3月18日、マザーズに新規上場する。

保育所などを運営する連結子会社2社(グローバルキッズ、ろく)を擁する同社。代表取締役の中正雄一氏が2006年5月に1号施設を個人で開園したことに始まる。

15年末現在、首都圏を中心に自治体より認可を受けた保育施設74と、授業終了後の小学生を労働中の保護者に代わって預かる「学童クラブ」など10施設、計4施設を運営する。ちなみにこれら施設は国および自治体などからの交付金をベースに運営されている。

言うまでもなく安倍政権は成長戦略の1つとして、女性が輝く日本を念頭に「待機児童の解消」「職場復帰・再就職の支援」「女性役員・管理職の増加」に向けた対策を進めている。このように保育事業に対する関心が高まる中、保育所や学童クラブなどの増設に注力する自治体が、より一層増えている。当然ながら同社の活躍余地も拡大傾向に。15年9月期には1年間で保育所を16、学童クラブを3つ新規開設している。

少子高齢が進む中でも保育士不足などを背景に、待機児童の解消は緩やかなペースのまま。全国の待機児童数の約4割を占める東京都の場合、待機児童数は15年4月1日時点で7,814人と、前年同期の8,672人からは減少したものの、減少率は1割にも満たない。

同社はこれまで東京23区など首都圏を中心に施設開設を進めてきたが、昨年4月には大阪府に保育所を開設。今後も大都市を中心に施設開設を検討するという。今回の上場で得た資金について会社側は「グローバルキッズにおける今期の新設予定施設(東京都内11、神奈川県など3)および開設済み施設向けの設備投資に充てる」としている。

概 要
事業内容保育所などの運営を通じて次世代を担う子供たちを育成する子育て支援事業
本社東京都千代田区富士見2−14−36
代表者中正雄一
設立2015年10月
上場前資本金1億円
発行済株式数(上場時)816万8,560株(上場時)
筆頭株主なかや(上場前 48.97%)
公募株式数1,250,000株
売出株式数576,300株(オーバアロットメント 250,000株)
初値3,200円(60.0%高)
公開価格2,000円(3/9)
ブックビル仮条件1900〜2,000円(2/29)
ブックビル期間3月2日〜3月8日
引受証券いちよし(主幹事)、SMBC日興、野村、みずほ、SMBCフレンド、エース、岡三、極東、東洋、マネックス

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/94,678百万円336百万円86.50円ー円
2015/96,917百万円1,128百万円1,771.09円ー円
2016/9(予想)9,325百万円1,739百万円181.31円ー円

[本紙2月25日付2面]

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