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フェニックスバイオ (6190)が3月18日、マザーズに新規上場する。
2002年に広島大学発バイオベンチャー企業として創業。当初は毛髪再生療法の事業化を目指したが、現在はもう1つのシーズである「PXBマウス」を用いた医薬品開発の受託試験サービスを手掛ける。
PXBマウスとは、肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられたマウスのこと。現在は製薬会社がC型肝炎やB型肝炎向け抗ウイルス薬の開発の際に、安全性や有効性を初期段階で確認するために用いる。同社では製薬会社に代わって医薬候補物質をマウスに投与、結果をフィードバックしている。
07年よりマウスの生産を開始して、15年3月期は毎月250-300匹ペース、年間3,500匹以上のマウスをコンスタントに生産している。利用は外資系メガファーマが中心で、16年3月期第3四半期時点では売上高の18%をスイス・ロシュ社が占める。
メガファーマの大多数が生産施設を構える米国に、同社は09年に営業拠点を開設。さらに、今回の上場で得た資金でマウスの現地生産・販売体制を整えることを目指す。
また、現在の主力は肝炎向けだが、近年は有効性の高い肝炎治療薬が開発されていることもあり、5-6年後のピークアウトが見込まれている。そこで同社は「DMPK/Tox」試験に着目。薬物がヒトの体内に取り込まれた後の化学反応や体外排出までの過程を見る試験のことで、薬物代謝をつかさどる肝臓に強みを持つ同社ならではの新展開が期待される。
フェニックスバイオ (6190)が3月18日、マザーズに新規上場する。
2002年に広島大学発バイオベンチャー企業として創業。当初は毛髪再生療法の事業化を目指したが、現在はもう1つのシーズである「PXBマウス」を用いた医薬品開発の受託試験サービスを手掛ける。
PXBマウスとは、肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられたマウスのこと。現在は製薬会社がC型肝炎やB型肝炎向け抗ウイルス薬の開発の際に、安全性や有効性を初期段階で確認するために用いる。同社では製薬会社に代わって医薬候補物質をマウスに投与、結果をフィードバックしている。
07年よりマウスの生産を開始して、15年3月期は毎月250-300匹ペース、年間3,500匹以上のマウスをコンスタントに生産している。利用は外資系メガファーマが中心で、16年3月期第3四半期時点では売上高の18%をスイス・ロシュ社が占める。
メガファーマの大多数が生産施設を構える米国に、同社は09年に営業拠点を開設。さらに、今回の上場で得た資金でマウスの現地生産・販売体制を整えることを目指す。
また、現在の主力は肝炎向けだが、近年は有効性の高い肝炎治療薬が開発されていることもあり、5-6年後のピークアウトが見込まれている。そこで同社は「DMPK/Tox」試験に着目。薬物がヒトの体内に取り込まれた後の化学反応や体外排出までの過程を見る試験のことで、薬物代謝をつかさどる肝臓に強みを持つ同社ならではの新展開が期待される。
事業内容 | PXBマウスを用いた受託試験サービス |
---|---|
本社 | 広島県広島市鏡山3−4−1 |
代表者 | 藏元健二 |
設立 | 2002年3月 |
上場前資本金 | 18億3,009万円 |
発行済株式数(上場時) | 282万6,800株(上場時) |
筆頭株主 | 三和商事(上場前 40.3%) |
公募株式数 | 300,000株 |
売出株式数 | 110,000株(オーバアロットメント 61,500株) |
初値 | 2,350円(2.1%安) |
公開価格 | 2,400円(3/10) |
ブックビル仮条件 | 1,800〜2,400円(3/2) |
ブックビル期間 | 3月3日〜3月9日 |
引受証券 | SMBC日興(主幹事)、野村、藍澤、中銀、ひろぎんウツミ屋、SBI |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2014/3 | 1,152百万円 | 50百万円 | 51.63円 | ー円 |
2015/3 | 881百万円 | 62百万円 | 22.72円 | ー円 |
2016/3(予想) | 1,184百万円 | 160百万円 | 53.24円 | ー円 |