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デュアルタップ(3469)が7月21日、JASDAQに新規上場する。

「資産としての不動産」に焦点を当てたマンション開発・販売会社。開発から分譲、管理、運用までをワンストップで手掛けることに加えて、国内のみならず、海外の個人投資家と物件にもアクセス可能な仕組みを持つ点が大きな特徴だ。

主力は自社ブランドマンション「XEBEC(ジーベック)」シリーズ。東京都心部を中心に展開するワンルームマンションで、駅から徒歩10分以内との好立地に建つ。これら物件を国内顧客に紹介するほか、海外の個人投資家にも紹介している。販売戸数は前6月期実績205戸で、うち16戸が海外顧客向けだった。

ワンルームマンションは単身者や少人数世帯の増加、資産運用への関心の高まりなどの社会的背景を受けて、今後も底堅い需要が続くとみられる。一方で人口減少は避けられず、国内不動産の余剰化が危惧されてもいる。そこで同社は解決策として2012年にデュアルタップ・インターナショナルを設立。国内の投資家向けには主にマレーシアやシンガポールの物件を、海外の投資家には日本国内物件を紹介するセミナーやイベントを企画・開催している。

業績は堅調だ。利益は、函館でビジネスホテルを購入して運営を始めた2013年6月期を除けば増益基調が続き、売り上げについては前6月期までの直近3期は2割増ペースで拡大している。

概　要

事業内容	不動産販売事業、不動産賃貸管理・仲介事業および海外不動産事業
本社	東京都港区高輪2-16-41
代表者	臼井貴弘
設立	2006年8月4日
上場前資本金	6,620万円
発行済株式数(上場時)	1,040,000株(上場時)
筆頭株主	Dimension(上場前39.95%)
公募株式数	200,000株
売出株式数	240,000株(オーバーアロットメント66,000株)
初値	2,520円(2.3倍)
公開価格	1,110円(7/11)
ブックビル仮条件	1,010円～1,110円(6/30)
ブックビル期間	7月4日〜7月8日
引受証券	SBI(主幹事)、SMBC日興、ひろぎんウツミ屋、エース、東海東京、東洋、水戸

 

業績推移

	売上高	経常利益	1株利益	配当
2014/8	4,858百万円	378百万円	216.71円	-
2015/8	6,029百万円	472百万円	349.52円	-
2016/8(予想)	6,984百万円	335百万円	254.37円	-

 
[本紙6月28日付2面]