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リファインバース(6531)が7月28日、マザーズに新規上場する。
廃棄物を原料とした素材メーカー。現状、オフィスの床に敷かれた使用済みタイルカーペットに着目している。
タイルカーペットは表面のナイロン繊維と裏面の塩化ビニル樹脂とが強固に接着されている。これを分離させることが非常に困難なため、数年前まではほとんどが埋め立て廃棄されていた。そのような中、同社はこれを効率的に分離した上で、塩化ビニル樹脂を粉体化して異物を除去し、再びタイルカーペットなどの材料として販売する仕組みを確立した。
タイルカーペットはゼネコンなど排出業者から有料回収するが、最終処分場への委託費用よりも安価にとどめている。加えて、タイルカーペットメーカーに対しては石油由来の樹脂よりも安価で材料を販売。こうして「廃棄物処理業者」「素材メーカー」いずれの立場においても強い価格競争力を有する点も同社の大きな特徴といえる。
タイルカーペットの廃棄量は首都圏全体で年間およそ3万5,000トンあり、うち約6割を同社の千葉工場が再生する。会社側は今後、首都圏以外や海外にも拠点を設けて処理量を拡大させつつ、タイルカーペット以外の廃棄物の再生にも意欲的に取り組む構えを見せる。
ちなみに社名は、従来のモノの流れをインバース(逆転)させてリファイン(純化)するという事業スタイルから命名された。
[本紙6月30日付2面]
リファインバース(6531)が7月28日、マザーズに新規上場する。
廃棄物を原料とした素材メーカー。現状、オフィスの床に敷かれた使用済みタイルカーペットに着目している。
タイルカーペットは表面のナイロン繊維と裏面の塩化ビニル樹脂とが強固に接着されている。これを分離させることが非常に困難なため、数年前まではほとんどが埋め立て廃棄されていた。そのような中、同社はこれを効率的に分離した上で、塩化ビニル樹脂を粉体化して異物を除去し、再びタイルカーペットなどの材料として販売する仕組みを確立した。
タイルカーペットはゼネコンなど排出業者から有料回収するが、最終処分場への委託費用よりも安価にとどめている。加えて、タイルカーペットメーカーに対しては石油由来の樹脂よりも安価で材料を販売。こうして「廃棄物処理業者」「素材メーカー」いずれの立場においても強い価格競争力を有する点も同社の大きな特徴といえる。
タイルカーペットの廃棄量は首都圏全体で年間およそ3万5,000トンあり、うち約6割を同社の千葉工場が再生する。会社側は今後、首都圏以外や海外にも拠点を設けて処理量を拡大させつつ、タイルカーペット以外の廃棄物の再生にも意欲的に取り組む構えを見せる。
ちなみに社名は、従来のモノの流れをインバース(逆転)させてリファイン(純化)するという事業スタイルから命名された。
事業内容 | 廃棄物に再資源化処理を行うことで合成樹脂を製造し販売する再生樹脂製造販売事業、産業廃棄物の収集運搬・中間処理を行う産業廃棄物処理事業 |
---|---|
本社 | 東京都中央区日本橋人形町3-10-1 |
代表者 | 越智晶 |
設立 | 2003年12月25日 |
上場前資本金 | 3億円 |
発行済株式数(上場時) | 1,378,310株(上場時) |
筆頭株主 | 産業革新機構(上場前17.48%) |
公募株式数 | 90,000株 |
売出株式数 | 74,800株(オーバーアロットメント24,700株) |
初値 | 2,770円(62.9%高) |
公開価格 | 1,700円(7/20) |
ブックビル仮条件 | 1,500円~1,700円(7/8) |
ブックビル期間 | 7月12日〜7月19日 |
引受証券 | 大和(主幹事)、みずほ、SBI、SMBC日興、いちよし、ちばぎん、エース |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2014/6 | 1,702百万円 | 102百万円 | 53.41円 | - |
2015/6 | 1,809百万円 | 149百万円 | 54.42円 | - |
2016/6(予想) | 2,048百万円 | 237百万円 | 120.74円 | - |
[本紙6月30日付2面]