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ベイカレント・コンサルティング(6532)が9月2日、マザーズに新規上場する。
企業の経営・業務・ITと幅広い領域に知見を持つ約1,000人のコンサルタントが、戦略立案から業務推進、IT実装までのあらゆる課題解決・実行をワンストップで対応する。特定の企業や系列グループに所属しない柔軟性が強み。受注するプロジェクトの規模や機器の選定などに一切の制約を設けず、競合のように本社や親会社へロイヤルティーを支払うといった資金面での負担もない。
クライアントはメットライフなど生命保険会社や日興システムソリューションズといった金融系システム会社、NTTドコモなど通信会社、航空会社、鉄道会社、ゲーム会社などと多岐にわたる。これらクライアントのニーズに応えるかたちで、会社側は今後のグローバル展開を視野に入れており、まずはシンガポールに拠点を置いて東南アジアでのビジネス拡大に着手するもよう。同時に、今回の上場で得た資金は「コンサルタントの採用・育成に充てる」とし、さらなる成長を企図する。
その一方で今回の上場は公募5万株に対して売出が1,168万株といびつな格好でもある。同社の母体は1998年3月に創業したピーシーワークスで、2006年12月にベイカレント・コンサルティングに商号変更、14年4月には経営陣が投資ファンドのCLSAキャピタルパートナーズジャパンから出資を受けてMBO(経営陣の参加する企業買収)を行い、現在に至る。CLSAが運営する3ファンドが保有株の約87%を売り出すことから“エグジット”との意味合いが強い。
[本紙8月9日付2面]
ベイカレント・コンサルティング(6532)が9月2日、マザーズに新規上場する。
企業の経営・業務・ITと幅広い領域に知見を持つ約1,000人のコンサルタントが、戦略立案から業務推進、IT実装までのあらゆる課題解決・実行をワンストップで対応する。特定の企業や系列グループに所属しない柔軟性が強み。受注するプロジェクトの規模や機器の選定などに一切の制約を設けず、競合のように本社や親会社へロイヤルティーを支払うといった資金面での負担もない。
クライアントはメットライフなど生命保険会社や日興システムソリューションズといった金融系システム会社、NTTドコモなど通信会社、航空会社、鉄道会社、ゲーム会社などと多岐にわたる。これらクライアントのニーズに応えるかたちで、会社側は今後のグローバル展開を視野に入れており、まずはシンガポールに拠点を置いて東南アジアでのビジネス拡大に着手するもよう。同時に、今回の上場で得た資金は「コンサルタントの採用・育成に充てる」とし、さらなる成長を企図する。
その一方で今回の上場は公募5万株に対して売出が1,168万株といびつな格好でもある。同社の母体は1998年3月に創業したピーシーワークスで、2006年12月にベイカレント・コンサルティングに商号変更、14年4月には経営陣が投資ファンドのCLSAキャピタルパートナーズジャパンから出資を受けてMBO(経営陣の参加する企業買収)を行い、現在に至る。CLSAが運営する3ファンドが保有株の約87%を売り出すことから“エグジット”との意味合いが強い。
事業内容 | 「戦略・ビジネスコンサルティング」「ITコンサルティング」「システムインテグレ―ション」を主たるサービスとした総合コンサルティングファーム |
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本社 | 東京都港区虎ノ門1-23-1 |
代表者 | 萩平和巳 |
設立 | 2014年4月18日 |
上場前資本金 | 1億円 |
発行済株式数(上場時) | 15,470,000株(上場時) |
筆頭株主 | 江口新(上場前32.12%) |
公募株式数 | 50,000株 |
売出株式数 | 11,680,400株(オーバーアロットメント1,759,500株) |
初値 | 1,963円(5.6%安) |
公開価格 | 2,100円(8/23) |
ブックビル仮条件 | 2,100~2,360円(8/12) |
ブックビル期間 | 8月16日~8月22日 |
引受証券 | 野村(主幹事)、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI |
売上収益 | 当期純利益 | 1株利益 | 配当 | |
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2015/2 | 5,565百万円 | 372百万円 | 31.95円 | ― |
2016/2 | 15,834百万円 | 1,551百万円 | 107.04円 | ― |
2017/2(予想) | 18,282百万円 | 2,507百万円 | 162.32円 | ― |
[本紙8月9日付2面]