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IPO2016年9月1日

☆新規上場紹介 シルバーエッグ・テクノロジー AI活用マーケティング支援会社

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シルバーエッグ・テクノロジー(3961)が9月27日、マザーズに新規上場する。

例えばオンラインショップで利用者の購入履歴などから好みにあった商品を抽出、これを適時表示するといった「レコメンデーション(推薦)」サービスの開発・提供に特化する。米国人のエンジニアだった社長のトーマス・フォーリー氏が、日本におけるレコメンデーションの普及を感じ取り、国内発の専門企業として1988年に立ち上げた。

同社サービスのベースとなるのが、自社開発したエンジン「アイジェント」だ。AI(人工知能)と高等数学を組み合わせた独自のロジックで、サイト訪問者の閲覧・行動履歴など過去データを記憶した上で今後の動きを予測。おすすめのコンテンツをリアルタイムに表示することで購買機会の喪失を防ぐというサービスだ。

この「リアルタイム」との点が最大の強み。同業の多くは日に1度もしくは2度などと解析を行うタイミングが決まっているため、例えば、たった今発売されたばかりの新商品、あるいは在庫が切れてしまった商品などの情報が反映されない可能性がある。

取引先にはQVCジャパンや千趣会、ファンケルなどの通販会社、ディップ(2379)エン・ジャパン(4849・JQ)といった求人サイト運営会社をはじめとする有名企業が多数名を連ねている。大株主にはCD・DVDレンタル店「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブも。こうして導入実績は500サイト以上に上るが、導入後は売上高が平均で150%、顧客単価は155%ほど向上するという。

概 要
事業内容AI(人工知能)技術をベースにしたウェブマーケティングサービスの開発・提供
本社大阪府吹田市江坂町1-23-43
代表者トーマス・アクイナス・フォーリー
設立1998年8月26日
上場前資本金7,800万円
発行済株式数(上場時)2,732,900株(上場時)
筆頭株主トーマス・アクイナス・フォーリー(上場前77.38%)
公募株式数320,000株
売出株式数200,000株(オーバーアロットメント78,000株)
初値2,622円(2.9倍、28日)
公開価格900円(9/15)
ブックビル仮条件850~900円(9/6)
ブックビル期間9月8日〜14日
引受証券大和(主幹事)、みずほ、SBI
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/12484百万円58百万円 15.27円ー円
2015/12599百万円74百万円20.04円ー円
2016/12(予想)741百万円118百万円30.29円ー円

[本紙9月2日付2面]

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