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KHネオケム(4189)が10月12日、東証に新規上場する。
国内ナンバーワンの「オキソ誘導品」メーカー。1966年に協和発酵工業(現・協和発酵キリン、4151)の化学品製造子会社として創業したが、化学品事業に集中するため、2011年に日本産業パートナーズから資金援助を受けてスピンオフ。12年に社名を変更して現在に至る。
子会社6社および関連会社2社で、主に「基礎化学品」「機能性材料」「電子材料」との3事業を手掛けており、これら3事業の核となるのが「オキソ誘導品」だ。エチレンやプロピレンなど石油由来のプラスチックを原料に製造された化学品のことで、基礎化学品事業では、自動車や建物などに使われる塗料や接着剤の中の「溶材」や、プラスチックを軟化させる「可塑剤」などを製造する。機能性材料事業では、エアコンや冷蔵庫に使われる代替フロンを、保湿性が高く化粧品などに用いられるブチレングリコールなどを製造し、電子材料事業では、液晶ディスプレーやCPUなど半導体の製造プロセスに欠かせない高純度の洗浄剤や感光性樹脂などを手掛ける。ちなみに2015年12月期の売上高に占める3事業の割合はそれぞれ48%、29%、10%だった。
今回の上場で調達した資金は海外投資に。基礎化学品事業の製造・販売拠点として昨年9月に立ち上げた台湾子会社では、2019年後半に新工場の稼働を予定している。
[本紙9月13日付2面]
KHネオケム(4189)が10月12日、東証に新規上場する。
国内ナンバーワンの「オキソ誘導品」メーカー。1966年に協和発酵工業(現・協和発酵キリン、4151)の化学品製造子会社として創業したが、化学品事業に集中するため、2011年に日本産業パートナーズから資金援助を受けてスピンオフ。12年に社名を変更して現在に至る。
子会社6社および関連会社2社で、主に「基礎化学品」「機能性材料」「電子材料」との3事業を手掛けており、これら3事業の核となるのが「オキソ誘導品」だ。エチレンやプロピレンなど石油由来のプラスチックを原料に製造された化学品のことで、基礎化学品事業では、自動車や建物などに使われる塗料や接着剤の中の「溶材」や、プラスチックを軟化させる「可塑剤」などを製造する。機能性材料事業では、エアコンや冷蔵庫に使われる代替フロンを、保湿性が高く化粧品などに用いられるブチレングリコールなどを製造し、電子材料事業では、液晶ディスプレーやCPUなど半導体の製造プロセスに欠かせない高純度の洗浄剤や感光性樹脂などを手掛ける。ちなみに2015年12月期の売上高に占める3事業の割合はそれぞれ48%、29%、10%だった。
今回の上場で調達した資金は海外投資に。基礎化学品事業の製造・販売拠点として昨年9月に立ち上げた台湾子会社では、2019年後半に新工場の稼働を予定している。
事業内容 | 溶剤、可塑剤原料、冷凍機油原料など各種化学品の製造、販売 |
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本社 | 東京都中央区日本橋本町1-6-5 |
代表者 | 浅井惠一 |
設立 | 2010年12月8日 |
上場前資本金 | 70億1,375万円 |
発行済株式数(上場時) | 36,664,400株(上場時) |
筆頭株主 | ケイジェイ投資事業有限責任組合(上場前31.56%) |
公募株式数 | 2,614,400株 |
売出株式数 | 23,800,000株(オーバーアロットメント3,962,100株) |
初値 | 1,306円(5.4%安) |
公開価格 | 1,380円(9/30) |
ブックビル仮条件 | 1,330~1,670円(9/21) |
ブックビル期間 | 9月23日〜29日 |
引受証券 | みずほ(主幹事)、SMBC日興、大和、野村、SBI |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
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2014/12 | 143,488百万円 | 2,959百万円 | 76.60円 | 88.20円 |
2015/12 | 103,478百万円 | 6,327百万円 | 226.56円 | 411.17円 |
2016/12(予想) | 76,100百万円 | 7,500百万円 | 147.27円 | 46.50円 |
[本紙9月13日付2面]