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IPO2016年11月28日

☆新規上場紹介 船場 商業施設の企画・施工会社

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船場(6540)が12月19日、東証2部に新規上場する。

1947年に現社長の栗山浩一氏の祖父が創業した、店舗陳列器材の販売店が起源。現在は百貨店やショッピングセンターなど大型商業施設と、そこに出店する専門店の内外装の企画・設計・監理・施工を手掛ける。

半世紀以上の歴史を持ち、特に施工においては1,000社以上の協力企業を持つなど、万全なアライアンス体制が強み。加えて、レイアウトなど基本計画の立案にとどまらず、その前段階となる商圏調査にも対応するなど総合的なバックアップ体制を敷く。

売り上げの2割超をイオン向けが占めることもあり、同社は1984年に香港に子会社を設立するなど海外展開にもいち早く着手した。現在は上海、台湾、ベトナム、シンガポールにも拠点を置いてクライアント企業をサポートしている。

単体ベースでは2014年12月期まで売上高で200億円ほど、経常利益は9億円ほどで横ばいが続いたが、前期は売上が260億円、利益は16億円に急拡大した。会社側は「商業施設に加えて飲食や書籍などの店舗、ブラダイダル専門施設からの受注が大幅に拡大した」と説明している。

近年は小売業界がインバウンド(訪日観光客)対応に迫られていること、あるいは、医療や教育など商業施設以外の領域でも画一的ではないデザインが求められているといった背景があり、会社側はこれをビジネスチャンスととらえている。

概 要
事業内容商業施設の企画、設計、監理、施工
本社東京都港区芝浦1-2-3
代表者栗山浩一
設立1962年2月5日
上場前資本金9,600万円
発行済株式数(上場時)9,785,000株(上場時)
筆頭株主リヤ興産(上場前46.81%)
公募株式数1,050,000株
売出株式数1,050,000株(オーバーアロットメント315,000株)
初値1,193円(7.5%安)
公開価格1,290円(12/8)
ブックビル仮条件1,200円~1,290円(11/30)
ブックビル期間12月1日〜7日
引受証券野村(主幹事)、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー、いちよし
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/1224,595百万円1,057百万円 67.56円6円
2015/1230,732百万円2,062百万円183.54円12円
2016/12(予想)27,574百万円1,523百万円94.00円20円

[本紙11月29日付2面]

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