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レノバ(9519)が2月23日、マザーズにIPO(新規上場)する。
太陽光やバイオマス、風力、地熱など再生可能エネルギー発電施設の新規開発から運営管理までを手掛ける。現在は関係会社が太陽光発電所6カ所とバイオマス発電所1カ所を運営している。その総発電容量は161メガワットに上り、ここで作り出した電力をFIT(固定価格買取制度)によって電力会社などに販売している。
発電施設の保有・運営のみならず、新規開発にも注力している点が大きな特徴だ。日照データや風況調査などを行って有望地を選定するところから始まり、地権者との協議が済むと、施設の基本レイアウトから資金調達方法までを含めた事業計画を策定して、これを自ら実行する。
現在は太陽光とバイオマス由来の発電所だけが稼働しているが、風力発電所を福島県内で、地熱発電所を北海道函館市と熊本県南阿蘇村で開発を進めている。会社側は今後も電源の多角化を図るべく、開発人員を増員する意向を示している。
政府は2015年7月に「エネルギー・ミックス方針」を公表し、再生可能エネルギー発電の比率を2013年度の14%から2030年度には22-24%程度にまで高めることを目標に掲げている。こうして再生可能エネルギー業界全体に追い風が吹く中、同社は昨年5月に住友林業と業務提携を結ぶなど、有力パートナーとの連携を拡大させている。今後は新規開拓や大型案件獲得がスムーズに進むことが期待されている。
[本紙1月27日付2面]
レノバ(9519)が2月23日、マザーズにIPO(新規上場)する。
太陽光やバイオマス、風力、地熱など再生可能エネルギー発電施設の新規開発から運営管理までを手掛ける。現在は関係会社が太陽光発電所6カ所とバイオマス発電所1カ所を運営している。その総発電容量は161メガワットに上り、ここで作り出した電力をFIT(固定価格買取制度)によって電力会社などに販売している。
発電施設の保有・運営のみならず、新規開発にも注力している点が大きな特徴だ。日照データや風況調査などを行って有望地を選定するところから始まり、地権者との協議が済むと、施設の基本レイアウトから資金調達方法までを含めた事業計画を策定して、これを自ら実行する。
現在は太陽光とバイオマス由来の発電所だけが稼働しているが、風力発電所を福島県内で、地熱発電所を北海道函館市と熊本県南阿蘇村で開発を進めている。会社側は今後も電源の多角化を図るべく、開発人員を増員する意向を示している。
政府は2015年7月に「エネルギー・ミックス方針」を公表し、再生可能エネルギー発電の比率を2013年度の14%から2030年度には22-24%程度にまで高めることを目標に掲げている。こうして再生可能エネルギー業界全体に追い風が吹く中、同社は昨年5月に住友林業と業務提携を結ぶなど、有力パートナーとの連携を拡大させている。今後は新規開拓や大型案件獲得がスムーズに進むことが期待されている。
事業内容 | 再生エネルギー発電事業、再生可能エネルギー開発・運営事業 |
---|---|
本社 | 東京都千代田区大手町1-7-2 |
代表者 | 木南陽介 |
設立 | 2000年5月30日 |
上場前資本金 | 16億6,657万円 |
発行済株式数(上場時) | 18,201,600株(上場時) |
筆頭株主 | 木南陽介(上場前19.34%) |
公募株式数 | 650,000株 |
売出株式数 | 560,000株(オーバーアロットメント181,500株) |
初値 | 1,125円(50.0%高) |
公開価格 | 750円(2/15) |
ブックビル仮条件 | 660円~750円(2/6) |
ブックビル期間 | 2月8日〜14日 |
引受証券 | 大和(主幹事)、みずほ、SMBC日興、東洋、SBI、マネックス、いちよし、極東 |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2015/5 | 5,539百万円 | 712百万円 | 26.78円 | ―円 |
2016/5 | 8,556百万円 | 1,307百万円 | 18.87円 | ―円 |
2017/5(予想) | 8,169百万円 | 1,758百万円 | 99.09円 | ―円 |
[本紙1月27日付2面]