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ビーグリー(3981・東マ)が3月17日、マザーズにIPO(新規上場)する。
2004年に創業したモバイル端末向けコンテンツ開発会社を起源とし、現在は06年から運営を続ける漫画配信サイト「まんが王国」を主力事業とする。
いわゆる電子書籍の配信会社はほかにもあるが、同社はワンストップで対応することが大きな特徴だ。取次を通さず、1,600件以上の漫画家と直接契約を結んでコンテンツを仕入れるほか、データの加工、閲覧用ソフトの開発・提供、ユーザーへの販売までと、すべての工程を自社内で完結させている。ちなみに直接契約は作家との交渉に柔軟性を持たせる効果があり、知る人ぞ知る良作の発掘がスムーズに進むなどラインアップ増強にもつながっている。
一方で直接契約はユーザー側にも無料利用という恩恵を提供している。同社サイト上には常時2,000作品以上がそろうが、これらを購入前に50ページ以上も試し読みできる仕組みを実現。ユーザーの満足度を向上させて、課金ユーザーへの誘導に貢献している。
加えて会社側は周辺領域にも着手済み。「まんが王国」というプラットフォーム運営で培ったノウハウを生かすべく、クリエイターとファンをつなげて作品完成に必要な資金を募るサイト「ファンディー」を13年8月に立ち上げている。なお、漫画が約8割を占めるといわれる電子書籍の市場規模は15年に1,584億円と前年比25%拡大したが、20年には15年から1.9倍増の3,000億円に拡大することが見込まれている。
[本紙2月22日付2面]
ビーグリー(3981・東マ)が3月17日、マザーズにIPO(新規上場)する。
2004年に創業したモバイル端末向けコンテンツ開発会社を起源とし、現在は06年から運営を続ける漫画配信サイト「まんが王国」を主力事業とする。
いわゆる電子書籍の配信会社はほかにもあるが、同社はワンストップで対応することが大きな特徴だ。取次を通さず、1,600件以上の漫画家と直接契約を結んでコンテンツを仕入れるほか、データの加工、閲覧用ソフトの開発・提供、ユーザーへの販売までと、すべての工程を自社内で完結させている。ちなみに直接契約は作家との交渉に柔軟性を持たせる効果があり、知る人ぞ知る良作の発掘がスムーズに進むなどラインアップ増強にもつながっている。
一方で直接契約はユーザー側にも無料利用という恩恵を提供している。同社サイト上には常時2,000作品以上がそろうが、これらを購入前に50ページ以上も試し読みできる仕組みを実現。ユーザーの満足度を向上させて、課金ユーザーへの誘導に貢献している。
加えて会社側は周辺領域にも着手済み。「まんが王国」というプラットフォーム運営で培ったノウハウを生かすべく、クリエイターとファンをつなげて作品完成に必要な資金を募るサイト「ファンディー」を13年8月に立ち上げている。なお、漫画が約8割を占めるといわれる電子書籍の市場規模は15年に1,584億円と前年比25%拡大したが、20年には15年から1.9倍増の3,000億円に拡大することが見込まれている。
事業内容 | コンテンツプラットフォーム事業(コミック配信サービス「まんが王国」の運営など) |
---|---|
本社 | 東京都港区北青山2-13-5 |
代表者 | 吉田仁平 |
設立 | 2013年11月28日 |
上場前資本金 | 13億7,387万円 |
発行済株式数(上場時) | 5,879,200株(上場時) |
筆頭株主 | リサ・コーポレート・ソリューション・ファンド3号投資事業有限責任組合(上場前76.25%) |
公募株式数 | 384,700株 |
売出株式数 | 4,309,900株(オーバーアロットメント523,200株) |
初値 | 1,881円(ほぼ変わらず) |
公開価格 | 1,880円(3/9) |
ブックビル仮条件 | 1,820円~1,880円(3/1) |
ブックビル期間 | 3月2日〜8日 |
引受証券 | SMBC日興(主幹事)、SBI、マネックス、SMBCフレンド、いちよし、エース、岩井コスモ |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2015/12 | 3,920百万円 | -241百万円 | ―円 | ―円 |
2016/12 | 7,198百万円 | 670百万円 | 54.40円 | ―円 |
2017/12(予想) | 9,165百万円 | 1,082百万円 | 115.92円 | ―円 |
[本紙2月22日付2面]