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IPO2017年2月22日

☆新規上場紹介 インターネットインフィニティー 介護×ITで新サービスを創造

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インターネットインフィニティー(IIF、6545)が3月21日、マザーズにIPO(新規上場)する。

別宮社長が2001年に立ち上げたシステム構築請負会社が起源。翌年、介護業界内の案件を手掛けたことを契機に、介護とITをつなぐビジネスモデルに開眼。間もなく訪問介護施設「クローバーケアステーション」を開設して、現在に至る。

同社が目指すのは高齢者の健康寿命の延伸だ。具体的には、要介護認定者など向けにスポーツクラブ経験者らが運動指導を行うリハビリ型デイサービス施設「レコードブック」と、在宅高齢者に各種介護保険サービスを提供する拠点「クローバーケアステーション」を運営する。

ポイントは、両事業から吸い上げたノウハウを共有するなどして、独自の介護領域プラットフォームを構築したこと。05年には介護従事者に役立つ情報を集めた専門サイト「ケアマネジメント・オンライン」を立ち上げており、今年1月末時点で登録会員数が8万6,000人と、ケアマネージャーの約6割が利用。現在は巨大シニア市場にアプローチを望む企業から各種リサーチを依頼されるといった使い方もされている。

なお、同社はデジタルガレージ(4819)から出資を受けており、上場前時点では発行済み株数の7.82%を保有する第3位株主となっている。また、第7位にはキユーピー(2809)も。キユーピーが手掛ける介護食の開発にかかわるなど事業上の結びつきも深い。

概 要
事業内容ヘルスケアソリューション事業および在宅サービス事業
本社東京都中央区築地5-6-10
代表者別宮圭一
設立2001年5月7日
上場前資本金1億1,462万円
発行済株式数(上場時)1,225,400株(上場時)
筆頭株主別宮圭一(上場前35.21%)
公募株式数130,000株
売出株式数65,000株(オーバーアロットメント29,000株)
初値5,040円(3.8倍、22日)
公開価格1,320円(3/9)
ブックビル仮条件1,240円~1,320円(2/28)
ブックビル期間3月2日〜8日
引受証券みずほ(主幹事)、大和、SMBC日興、いちよし、岡三、丸三、岩井コスモ、SBI
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2015/32,029百万円6百万円9.05円-円
2016/32,426百万円104百万円68.15円-円
2017/3(予想)2,882百万円150百万円98.12円-円

[本紙2月23日付2面]

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