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IPO2017年3月7日

☆新規上場紹介 ユーザーローカル ビッグデータ解析専門業者

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ユーザーローカル(3984)が3月30日、マザーズにIPO(新規上場)する。

データ解析専業で、解析結果を「分かりやすく」伝える技術に定評がある。主力サービスは「ユーザーインサイト」。顧客企業が運営するウェブサイトを訪問するユーザーの動きを可視化するツールだ。首相官邸をはじめとする官公庁、国立大学、大手企業など利用者は800以上に上る。

ユーザーの年齢や性別、接続場所、訪問頻度などをリアルタイムで表示するのはもちろんのこと、ユーザーがクリックした箇所とその強弱を色分けする「ヒートマップ」機能を持つ。よく見られている箇所を明るく濃く、そうでない箇所を濃いブルーで網掛けすることで、専門知識を持たない担当者でも直観的に現状を理解し、改善策を講じることができる仕組みを実現した。

このような高い技術力が選好されて、2013年からはYahoo!Japan向けに解析ツールのOEM(相手先ブランドによる製造)による提供を開始。同サイトに広告掲載する企業はこれを無料で利用して、マーケティング施策の決定に役立てている。

概 要
事業内容ビッグデータの解析・人工知能による情報提供サービス
本社東京都港区芝5-20-6
代表者伊藤将雄
設立2005年9月26日
上場前資本金2億5,226万円
発行済株式数(上場時)3,618,100株(上場時)
筆頭株主伊藤将雄(上場前71.19%)
公募株式数205,000株
売出株式数200,000株(オーバーアロットメント60,700株)
初値12,500円(4.2倍、31日)
公開価格2,940円(3/22)
ブックビル仮条件2,780円~2,940円(3/10)
ブックビル期間3月14日〜21日
引受証券大和(主幹事)、みずほ、SMBC日興、SBI
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2015/6520百万円215百万円44.87円-円
2016/6783百万円327百万円61.86円-円
2017/6(予想)935百万円378百万円69.84円-円

[本紙3月8日付2面]

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