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ウェーブロックホールディングス(7940)が4月10日、東証2部にIPO(新規上場)する。
1964年にプラスチックと繊維、異なる素材を組み合わせた「複合素材」の加工メーカーとして創業した同社。かつて東証2部に上場、2009年7月にファンドによるTOB(株式公開買い付け)を経て上場を廃止した経緯がある。
現在も樹脂を中心とした複合素材を製造して、中間加工品メーカーなど向けに販売している。事業領域は大きく4つあり、1つは「インテリア」。住宅用壁紙を製造して、インテリア商社で国内最大手のサンゲツ(8130)に販売。サンゲツ向けが全事業売上高の2割超を占める。
2つ目は「編織」。合成繊維製の網を製造して、一般住宅用の防虫網としてサッシメーカーに、園芸用ネットとしてホームセンターなどに販売している。3つ目は「産業資材・包材」で、塩化ビニルやポリプロピレンなどの合成樹脂を使用して加工したシートやフィルムなどを建設仮設資材や農業資材、食品トレーなど幅広い分野へ供給する。
4つ目は「アドバンストテクノロジー」。金属を蒸発・付着させた金属調加飾フィルムなど、特殊技術が必要とされる商品を扱う。金属調加飾フィルムは環境規制を背景にメッキの代替品として利用が進んでいるという。
ちなみに非上場後は国内外の競合との差別化を図るため、例えば「インテリア」事業の国内工場を統合。コスト競争力をつけた結果、15年10月にはサンゲツと資本業務提携を締結することとなった。「編織」事業では中国に工場を立ち上げて海外進出の足掛かりを築いた。
[本紙3月16日付2面]
ウェーブロックホールディングス(7940)が4月10日、東証2部にIPO(新規上場)する。
1964年にプラスチックと繊維、異なる素材を組み合わせた「複合素材」の加工メーカーとして創業した同社。かつて東証2部に上場、2009年7月にファンドによるTOB(株式公開買い付け)を経て上場を廃止した経緯がある。
現在も樹脂を中心とした複合素材を製造して、中間加工品メーカーなど向けに販売している。事業領域は大きく4つあり、1つは「インテリア」。住宅用壁紙を製造して、インテリア商社で国内最大手のサンゲツ(8130)に販売。サンゲツ向けが全事業売上高の2割超を占める。
2つ目は「編織」。合成繊維製の網を製造して、一般住宅用の防虫網としてサッシメーカーに、園芸用ネットとしてホームセンターなどに販売している。3つ目は「産業資材・包材」で、塩化ビニルやポリプロピレンなどの合成樹脂を使用して加工したシートやフィルムなどを建設仮設資材や農業資材、食品トレーなど幅広い分野へ供給する。
4つ目は「アドバンストテクノロジー」。金属を蒸発・付着させた金属調加飾フィルムなど、特殊技術が必要とされる商品を扱う。金属調加飾フィルムは環境規制を背景にメッキの代替品として利用が進んでいるという。
ちなみに非上場後は国内外の競合との差別化を図るため、例えば「インテリア」事業の国内工場を統合。コスト競争力をつけた結果、15年10月にはサンゲツと資本業務提携を締結することとなった。「編織」事業では中国に工場を立ち上げて海外進出の足掛かりを築いた。
事業内容 | 各種合成樹脂製品の製造・加工・販売およびそれに付帯または関連する事業 |
---|---|
本社 | 東京都中央区明石町8-1 |
代表者 | 木根渕 純 |
設立 | 1964年6月20日 |
上場前資本金 | 21億8,504万円 |
発行済株式数(上場時) | 11,120,538株(上場時) |
筆頭株主 | エムシーピースリー投資事業有限責任組合(上場前49.16%) |
公募株式数 | 0株 |
売出株式数 | 5,266,500株(オーバーアロットメント780,000株) |
初値 | 721円(3.8%安) |
公開価格 | 750円(3/29) |
ブックビル仮条件 | 720円~750円(3/21) |
ブックビル期間 | 3月23日〜28日 |
引受証券 | みずほ(主幹事)、野村、SMBC日興、SBI、岡三、丸三 |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2015/3 | 24,656百万円 | 1,339百万円 | 93.46円 | -円 |
2016/3 | 25,055百万円 | 904百万円 | 33.14円 | -円 |
2017/3(予想) | 26,400百万円 | 1,500百万円 | 91.05円 | -円 |
[本紙3月16日付2面]