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サインポスト(3996)が11月21日、マザーズに新規上場(IPO)する。
「お客さまのIT部門の一員として」をスローガンに、先端ICT(情報通信技術)を活用した事業を展開する。主力は「コンサルティング事業」。顧客企業のシステムに関して企画・設計から運用実行までを支援する。
特徴は金融機関と公共機関向けの実績が豊富なこと。どちらも社会インフラであり、一般企業と比べて高い水準の品質が求められる。これをすんなりクリアできたのは、創業社長である蒲原(かんばら)氏の経歴ゆえ。かつて三和銀行に在籍し、その後に起きた「銀行大合併」という巨大プロジェクトをシステム面で支えた実績を持つ。
金融機関との深いつながりをフックに新製品の開発にも取り組む。機密ファイルなどを安全かつ確実にインターネットで送受信できる「e電子便」は既に6,000社超に導入されており、今年3月にはAI(人工知能)を搭載した「ワンダーレジ」をリリースして注目された。ワンダーレジは国立大学法人電気通信大学と共同開発したレジスター。複数の商品を一つの「画像」として認識させることで、一括清算を可能にした。コンビニなど店頭の人手不足解消と、ユーザー側には待ち時間の短縮を実現。現在は大型店舗向けの改良を進めている。
もちろん今回の調達資金は「ワンダーレジ」とその新商品をはじめとする研究開発費を中心に投入される予定。
[本紙10月25日付2面]
サインポスト(3996)が11月21日、マザーズに新規上場(IPO)する。
「お客さまのIT部門の一員として」をスローガンに、先端ICT(情報通信技術)を活用した事業を展開する。主力は「コンサルティング事業」。顧客企業のシステムに関して企画・設計から運用実行までを支援する。
特徴は金融機関と公共機関向けの実績が豊富なこと。どちらも社会インフラであり、一般企業と比べて高い水準の品質が求められる。これをすんなりクリアできたのは、創業社長である蒲原(かんばら)氏の経歴ゆえ。かつて三和銀行に在籍し、その後に起きた「銀行大合併」という巨大プロジェクトをシステム面で支えた実績を持つ。
金融機関との深いつながりをフックに新製品の開発にも取り組む。機密ファイルなどを安全かつ確実にインターネットで送受信できる「e電子便」は既に6,000社超に導入されており、今年3月にはAI(人工知能)を搭載した「ワンダーレジ」をリリースして注目された。ワンダーレジは国立大学法人電気通信大学と共同開発したレジスター。複数の商品を一つの「画像」として認識させることで、一括清算を可能にした。コンビニなど店頭の人手不足解消と、ユーザー側には待ち時間の短縮を実現。現在は大型店舗向けの改良を進めている。
もちろん今回の調達資金は「ワンダーレジ」とその新商品をはじめとする研究開発費を中心に投入される予定。
事業内容 | 金融機関および公共機関向けのシステムコンサルティング事業、金融機関向けに先端IT技術などを提供するソリューション事業および人工知能を活用したイノベーション事業 |
---|---|
本社 | 東京都中央区日本橋本町4-12-20 |
代表者 | 蒲原 寧 |
設立 | 2007年3月1日 |
上場前資本金 | 1億1,360万円 |
発行済株式数(上場時) | 2,436,000株(上場時) |
筆頭株主 | 蒲原 寧(上場前35.14%) |
公募株式数 | 190,000株 |
売出株式数 | 120,000株(オーバーアロットメント46,500株) |
初値 | 8,530円(3.8倍、22日) |
公開価格 | 2,200円(11月10日) |
ブックビル仮条件 | 2,000円~2,200円(10月31日) |
ブックビル期間 | 11月2日~9日 |
引受証券 | いちよし(主幹事)、大和、岡三、SMBCフレンド、エース、極東、マネックス、水戸、東洋 |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
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2016/2 | 1436百万円 | 149百万円 | 54.45円 | 22円 |
2017/2 | 1723百万円 | 166百万円 | 50.16円 | 10円 |
2018/2(予想) | 2723百万円 | 307百万円 | 87.90円 | 10円 |
[本紙10月25日付2面]