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IPO2017年11月17日

☆新規上場紹介 HANATOUR JAPAN インバウンド専業の旅行会社

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HANATOUR JAPAN(6561)が12月15日、マザーズにIPO(新規上場)する。

同社はインバウンド(訪日観光客)専業の総合旅行会社。利用者の約8割が韓国からの訪日客。
韓国の旅行会社である親会社・HANATOUR SERVICE(韓国取引所、ロンドン証券取引所上場)からの送客に対するホテル、バス、レストランなどの手配業務や、中国・東南アジアからのツアー旅行、個人旅行、航空券などの手配を行う。宿泊予約専門サイト「ジャパンリョカンネット」の運営も手掛ける。

また、友愛観光バスなどの子会社を通じ、バス事業、免税店の運営、「Tmark Cityホテル」の運営なども行う。バス事業では、インバウンドを中心とした貸切観光バスや、個人旅行者をターゲットに九州の観光地を巡る「くるくるバス」の運行を行う。

ホテル事業では2018年夏の東京大森海岸での開業に続き、19年も新たなホテルを開業するべく交渉を進めている。

売り上げ構成比は旅行事業34.6%、バス事業18.4%、免税販売店事業34.4%。ホテルなど施設運営事業11.7%(2016年12月期実績)。親会社向け売り上げ比率は11%。上場に伴う公募増資で調達した資金は、ホテル運営子会社やバス増車計画を持つ子会社への融資、アウトバウンド事業投資などに充てる予定。

概 要
事業内容訪日外国人向けツアーの地上手配を中心とする旅行事業、貸切バス・免税販売店・ホテルなど施設の運営事業
本社東京都港区西新橋3―23―5
代表者李炳燦
設立2005年9月
上場前資本金1億円
発行済株式数(上場時)11,000,000株(上場時)
筆頭株主HANATOUR SERVICE INC.(上場前70%)
公募株式数1,000,000株
売出株式数1,550,000株(オーバーアロットメント382,500株)
初値2,200円(10.0%高)
公開価格2,000円(12月6日)
ブックビル仮条件1,900円~2,000円(11月27日)
ブックビル期間11月29日~12月5日
引受証券みずほ(主幹事)、SMBC日興、SBI、岩井コスモ、エース、岡三、極東
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2015/124,620百万円1,238百万円90.31円5円
2016/125,111百万円1,405百万円94.23円―円
2017/12(予想)7,157百万円1,660百万円107.84円未定円

[本紙11月20日付2面]

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