TOP  NSJアップデート  IPO  ☆新規上場紹介 オプトラン 光学薄膜を成膜する装置の製造販売
IPO2017年11月22日

☆新規上場紹介 オプトラン 光学薄膜を成膜する装置の製造販売

※→IPOカレンダー2017/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦・IPO診断・IPO社長会見

オプトラン(6235)が12月20日、東証1部に新規上場する。

同社は光学薄膜を成膜する装置の製造販売が主力。光学薄膜とは、レンズなどの各種光学部品の表面にコーティングを施し、コーティングの材料により異なる機能(例えば、反射防止、赤外線カットなど)を持たせることをいう。具体的には、デジタルカメラやプロジェクターなどの一般光学部品、スマートフォンやタブレットなどのタッチパネル、LED(発光ダイオード)照明、車載カメラ、人体・生物認証センサー、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)、半導体製造装置などに用いられている。

光学薄膜装置市場は、デジタル家電メーカーの設備投資動向の影響を受け、近年は最終製品の技術の高度化に伴って需要が拡大している。2017年12月期売り上げ構成は、スマートフォンが6割、カメラレンズ関連が2割、その他が2割となる見通し。

生産は主に中国と台湾の子会社が行っている。近年、顧客の光学部品メーカーや最終製品メーカーの多くが製造拠点を中国に集中していることに伴い、地域別では売り上げの81%を中国が占める(2016年12月期実績)。主要顧客は米アップル(売り上げ構成比12.0%)、浙江水晶光電科技(同11.7%)。

概 要
事業内容光学部品など表面に各種機能膜を成膜(コーティング)する光学薄膜装置の製造・販売
本社埼玉県川越市竹野10―1
代表者林為平
設立1999年8月
上場前資本金4億円
発行済株式数(上場時)44,358,000株(上場時)
筆頭株主オプトラン(上場前18.26%)
公募株式数自己株式処分4,200,000万株
売出株式数3,000,000株(オーバーアロットメント1,080,000株)
初値2,436円(66.8%高)
公開価格1,460円(12月12日)
ブックビル仮条件1,420円~1,460円(12月1日)
ブックビル期間12月5日~12月11日
引受証券大和(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、みずほ、野村、むさし、岡三、SBI
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2015/1215,278百万円2,189百万円41.68円6.67円
2016/1214,903百万円2,030百万円41.16円9.33円
2017/12(予想)33,454百万円6,174百万円132.30円33.00円

[本紙11月24日付2面]

関連記事