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森六ホールディングス(4249)が12月20日、東証1部に新規上場する。
同社は、寛文3年(1663年)に阿波(徳島)にて天然藍と肥料の販売を開始したことに始まり、350年以上にわたって展開している化学品専門商社である「ケミカル事業」と、戦後に二輪車外装部品の樹脂化を成功したことで築き上げた四輪車プラスチック内外装部品の製造販売を行う「樹脂加工製品事業」の2つのセグメントで構成されている。
ケミカル事業は無機・有機薬品の基礎化学品から農医薬中間体、農薬・肥料、プラスチックなど化学品全般を取り扱い、化学産業を広範囲でサポートしているほか、現在は“ものづくり”を推進し、点滴バッグや業務用食品フィルムの製造を行っている。
樹脂加工製品事業では四輪車部品が軽量化に向けて鉄から樹脂への材料置き換えが進む中、大型樹脂部品の製造ノウハウや加飾技術を強みに、日本、北米、中国、アジアのグローバル4極体制で、企画・開発から量産まで一貫した体制を構築している。
売り上げ構成比はケミカル事業38%、樹脂加工製品事業61%。顧客別売り上げ上位にホンダの米国事業会社が挙がる。上場に伴う自己株処分で調達した資金は、増産対応を予定するメキシコ子会社や、モデルチェンジ対応や生産の自動化・効率化を進める子会社への投融資に充当予定。
[本紙11月27日付2面]
森六ホールディングス(4249)が12月20日、東証1部に新規上場する。
同社は、寛文3年(1663年)に阿波(徳島)にて天然藍と肥料の販売を開始したことに始まり、350年以上にわたって展開している化学品専門商社である「ケミカル事業」と、戦後に二輪車外装部品の樹脂化を成功したことで築き上げた四輪車プラスチック内外装部品の製造販売を行う「樹脂加工製品事業」の2つのセグメントで構成されている。
ケミカル事業は無機・有機薬品の基礎化学品から農医薬中間体、農薬・肥料、プラスチックなど化学品全般を取り扱い、化学産業を広範囲でサポートしているほか、現在は“ものづくり”を推進し、点滴バッグや業務用食品フィルムの製造を行っている。
樹脂加工製品事業では四輪車部品が軽量化に向けて鉄から樹脂への材料置き換えが進む中、大型樹脂部品の製造ノウハウや加飾技術を強みに、日本、北米、中国、アジアのグローバル4極体制で、企画・開発から量産まで一貫した体制を構築している。
売り上げ構成比はケミカル事業38%、樹脂加工製品事業61%。顧客別売り上げ上位にホンダの米国事業会社が挙がる。上場に伴う自己株処分で調達した資金は、増産対応を予定するメキシコ子会社や、モデルチェンジ対応や生産の自動化・効率化を進める子会社への投融資に充当予定。
事業内容 | 化学製品全般の販売を行うケミカル事業、自動車四輪部品、二輪部品の製造販売を行う樹脂加工製品事業 |
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本社 | 東京都港区南青山1―1―1 |
代表者 | 三輪繁信 |
設立 | 1916年3月 |
上場前資本金 | 16億4,010万円 |
発行済株式数(上場時) | 16,960,000株(上場時) |
筆頭株主 | 森六ホールディングス(上場前12.69%) |
公募株式数 | 自己株式処分1,228,000株 |
売出株式数 | 2,172,000株(オーバーアロットメント510,000株) |
初値 | 2,975円(10.1%高) |
公開価格 | 2,700円(12月11日) |
ブックビル仮条件 | 2,610円~2,700円(12月1日) |
ブックビル期間 | 12月4日~12月8日 |
引受証券 | 野村(主幹事)、SMBC日興、岡三、むさし、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、みずほ |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
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2016/3 | 172,224百万円 | 6,076百万円 | 224.23円 | 20.00円 |
2017/3 | 170,005百万円 | 5,985百万円 | 69.29円 | 22.50円 |
2018/3(予想) | 176,498百万円 | 7,689百万円 | 329.56円 | 80.00円 |
[本紙11月27日付2面]