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HEROZ(4382)が4月20日、マザーズに新規上場(IPO)する。
同社は、将棋AI(人工知能)の研究に取り組み続け、同社エンジニアが開発したAIが史上初めて現役プロ棋士や現役将棋名人に勝利するなどの実績を残してきた。一方、将棋で蓄積したAI関連技術は、インプットとなるデータを変えることで、さまざまな領域で高い付加価値を創出できることが実証されている。
これらを背景に、将棋AI開発で蓄積してきた機械学習などのAI関連技術をコアに、企業向けと個人向けにサービスを展開している。機械学習とは、人間が有する学習能力に類似した機能をAIに持たせることにより、AIが自動的に学習し進化するための手法。
企業向けには、独自のAI関連技術「HEROZ Kishin」を提供。AI提供開始時に初期設定フィー、その後は利用継続する顧客から継続フィーを得る。AIの性質上、機械学習を継続するほど精度が向上することから、顧客企業は継続使用するインセンティブがあり、同社は安定した収益基盤の確保が可能となる。
個人向けには、「将棋ウォーズ」などの頭脳ゲーム(思考能力を用いて競うゲーム)をスマートフォン上で展開し、課金収入を得ている。藤井聡太六段の躍進や、羽生永世七冠誕生による将棋人口の拡大は追い風。
AIビジネスの国内市場は拡大一途。2015年の1500億円に対し、20年に1兆円超、30年に2兆円超に及ぶとの調査結果も出ている。上場に伴う公募増資で調達した資金は、サーバ費用、アルゴリズム開発資金、優秀なエンジニアなどの人材関連費などに充てる予定。
[本紙3月27日付2面]
HEROZ(4382)が4月20日、マザーズに新規上場(IPO)する。
同社は、将棋AI(人工知能)の研究に取り組み続け、同社エンジニアが開発したAIが史上初めて現役プロ棋士や現役将棋名人に勝利するなどの実績を残してきた。一方、将棋で蓄積したAI関連技術は、インプットとなるデータを変えることで、さまざまな領域で高い付加価値を創出できることが実証されている。
これらを背景に、将棋AI開発で蓄積してきた機械学習などのAI関連技術をコアに、企業向けと個人向けにサービスを展開している。機械学習とは、人間が有する学習能力に類似した機能をAIに持たせることにより、AIが自動的に学習し進化するための手法。
企業向けには、独自のAI関連技術「HEROZ Kishin」を提供。AI提供開始時に初期設定フィー、その後は利用継続する顧客から継続フィーを得る。AIの性質上、機械学習を継続するほど精度が向上することから、顧客企業は継続使用するインセンティブがあり、同社は安定した収益基盤の確保が可能となる。
個人向けには、「将棋ウォーズ」などの頭脳ゲーム(思考能力を用いて競うゲーム)をスマートフォン上で展開し、課金収入を得ている。藤井聡太六段の躍進や、羽生永世七冠誕生による将棋人口の拡大は追い風。
AIビジネスの国内市場は拡大一途。2015年の1500億円に対し、20年に1兆円超、30年に2兆円超に及ぶとの調査結果も出ている。上場に伴う公募増資で調達した資金は、サーバ費用、アルゴリズム開発資金、優秀なエンジニアなどの人材関連費などに充てる予定。
事業内容 | 人工知能を活用したインターネットサービスの企画・開発・運営 |
---|---|
本社 | 東京都港区芝5-31―17 PMO田町2F |
代表者 | 林隆弘 |
設立 | 2009年4月 |
上場前資本金 | 1億1,135万円 |
発行済株式数(上場時) | 3,333,839株 |
筆頭株主 | 林隆弘(上場前35.19%) |
公募株式数 | 新株発行45,500株、自己株式の処分126,700株 |
売出株式数 | 0株(オーバーアロットメント25,800株) |
初値 | 49,000円(10.8倍、24日) |
公開価格 | 4,500円(4月12日) |
ブックビル仮条件 | 3,940円~4,500円(4月4日) |
ブックビル期間 | 4月5~11日 |
引受証券 | SMBC日興(主幹事)、マネックス、みずほ、大和、三菱UFJモルガン・スタンレー、SBI、いちよし、岩井コスモ、エース、岡三、極東 |
営業収益 | 税引前利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2016/4 | 1,155百万円 | ▼23百万円 | ―円 | ―円 |
2017/4 | 877百万円 | 94百万円 | 29.44円 | ―円 |
2018/4(予想) | 1,103百万円 | 300百万円 | 72.87円 | ―円 |
[本紙3月27日付2面]